ふたたびのゼロ地点。

翻訳ものを読んでるとたまーに、文章の流れと翻訳に違和感があって原書に当たってみたくなることがあります。
すごく気に入った本でしかそんな気持ちにはならないので、原書を買おうと思うとついついウッカリ愛が迸っておまけ小冊子付特装版みたいなものを選んでしまいがちです。
先日も番外編の小冊子目当てで特装版全巻セットをポチったんですが、どうやら本国でアニメ化されている作品らしく(なんならドラマ化もされていたらしい)、アニメ化された登場人物のアクリルスタンドだのスカーフだのキーホルダーだのまでついてきました。
小冊子が欲しければ謎のアニメグッズももらうしかない仕様です。
まったくいらんモノなのでどうしたもんだか。(捨てるんだけど)

本に限らないんだけど、欲しいものを選ぶともれなくいらんものがついてくる仕様がなんとなくもったいない。
客にあれこれ細かく選択させてそれに対応する手間を考えたら、全部付き特装版と何も付かない通常版の二択になるのは当たり前だよなーと頭ではわかってるんだけど、手にした瞬間既にゴミなグッズを手にするたびに何とも言えない気持ちになる。
かといって、いらないものがついてくるからという理由で欲しいおまけを諦める気にもなれないんだよな。
だって好きな小説の番外編は読みたいんだよ!


…というワケでワタクシ、20年以上ぶりに中国語なんぞに手を出していました。




20年以上ぶりというのは、かつて若かりし頃、第二外国語に中国語を選択していたからです。
あの頃はトニー・レオンとレスリー・チャンにはまっていた。
基本的にアホなのでよく考えずにアジア映画好きだしーってだけで中国語を選んだものの、授業で習うのは北京語で、好きな映画で使われていたのはどうやら広東語だったというね…。
「中国語は英語とよく似た文法ですからみなさんにもとても馴染みがあってわかりやすいと思いますよ!」と中国人の先生はおっしゃったが、残念ながらワタシは人生における英語力のピークだった大学受験の英語の試験ですら30点しかとれないお粗末な英語力の持ち主なのである。
ゆえに英語力というアドバンテージほぼゼロ。
何をどうやったのかとりあえず単位は取得しましたが、今となってはほとんど何も覚えていないのでした。
キッチリふりだしに戻ってます。

そんなワケで、人生二度目のゼロからのスタートをきるべく参考書何冊かと辞典など買ってみました。(お口の悪い主人公の物語なので一応スラング本も)
大学時代の授業ではしょっぱなの四声で苦手意識を炸裂させたので、今回は発音は無視。
本読みたいだけだから発音とかどうでもいい。
日本人ともコミュニケーションなんてとりたいと思わないのにましてや外人をや。
話したいんじゃない伝えたいんじゃない、ただ読みたいだけなんだ。
おあつらえ向きに、発音はさておきもともとある漢字の知識を生かして中国語で筆談できるようになろうよみたいな本がありました。(筆談もしないけど)
あと、簡単な例文がいっぱい載ってる本を何冊か。
パラパラめくってると、なんとなーく二十ウン年前の記憶がかすかに蘇るような蘇らないような…。
とりあえず現状漢字の暗号でしかない読みたい本が何冊か積み上がっているので、励みます。

ブサいのらおの顔が大好きです。

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2 thoughts on “ふたたびのゼロ地点。

  1. あります!あります!
    この言い回しって原文ではどうなっているの?なんて事。

    大陸の中国語もどこかの時点で 簡略字みたくなりましたよね。あれだと 元の漢字がなんなのかわからなくて・・台湾の北京語は古い漢字を使っているので イメージが湧くんですけどね。
    「中国語ができたら、漢文が読めたんじゃない?」って思ったことがありました
    あの、レ点とか数字とかがチンプンカンプンだったけど、文法が確かS+V+Oでしたよね。それ、教えてくれよ〜って思いました。

    1. プロが翻訳した商業本なんだからそうそうおかしな訳にはなってないはずなのに、ついつい原文に当たってしまいます。
      原文読んでこんな感じって理解したつもりでもそれが正解かなんてわかったもんじゃないのに。
      でも他人が翻訳した日本語を読んだだけよりは満足度が高いので無駄ではないかなとか。

      簡体字をはじめて習ったときは、オッサンの略字みたいなもんじゃねーかとか思っちゃったんですが、アレが正式な文字なんですもんね。
      パッと見て元の漢字がわかるものはともかく、簡略化されすぎて元の字がわからないものも多いので、簡体字の教本も買ってみました。
      小説と日常語じゃ使う漢字も違いそうだけどまあとりあえず…。
      そして思い返せばワタシは中1の途中で転校して英語の教科書が変わったせいか、そのS+V+Oっての習ったことがないような気がする…。
      元の学校ではこれから習う予定で、転校先の学校ではもう習ってたみたいな。
      ワタシ、転校のせいで九九も習ってないんですよね。
      ワタシが数学と英語が苦手だったのは転校のせいだったのか。(違う)
      中国語の授業で「英語と同じく、主語の次は動詞が来ます」とか言われて、そういえば英語ってそうだなって思ったくらいの全然英語わかってないポンコツでした。
      さすがに習ってなくてもそれくらい気付いてもよさそうなもんですがね…。
      とにもかくにも義務教育は大事だってことですね。

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