うっかりビルケン。

昔は好きと嫌いとか反対語と呼ばれるものは、両端に『好き』と『嫌い』って書いてある定規の上で右に寄ったり左に寄ったりするみたいな、同一線上の正反対の概念のような気がしていたけれど、改めて考えてみると好きと嫌いは反対語ではあっても別の線上の別の概念な気がしてきた。
『ちょっと好きだけどだいぶ嫌い』とか『ちょっと嫌いだけどかなり好き』とか、何の矛盾もなく自分の中に存在しているってことに今頃になって気付く己の鈍さに呆れているところです。

…だからどうしたってこともないんですが。(まったくもってどうでもいい話である)


先日トリッペン買っちゃってた記事でボソッと白状したビルケン衝動買い懺悔編です。
スウェードとかヌバックとかの質感が好きで何足かお気に入りの靴を持っているんですが、お手入れはソレ専用のものが必要だったりして、近所のスーパーとかには売っていないんですよね。
かといってテキトーに自分で選ぶ勇気もなく(変なモノ使って靴がダメになったらどうしようという恐怖)、実際に使ってビフォアアフターを見せてくれたビルケンの店舗で買うことにしています。
ネットでポチった方が多少安いんですが、金持ちでもないくせに身の程知らずにも親切な接客に対する対価を払いたい病なので。
自己満足かもしれないけれど、靴とか服とか、試着してみないとサイズ感がわからないものをお店の人の手を煩わせてアレコレ試して自分に合ったサイズがわかったのに、その店では買わずに帰宅してからネットの別の店でお安くポチってのは、なんだろう、物欲の権化としての信義に悖るというか、もし自分が店員でソレやられたらなんかやるせないような気がするのでしないことにしている。(実店舗で買おうとしたら「コレなら今日はヨドバシドットコムで買った方がお得ですよ~」とかオススメしてくるヨドバシみたいなお店は別として)

…そんなワケで、冬靴と夏靴を入れ替えるこの時期、シューケア用品が軒並み底をついたのでビルケンに買いに行ったところ、ウッカリ靴も衝動買いしてきたというお話で御座います。

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