カテキン生活。

日本海側の豪雪っぷりが凄まじくて、雪とはワリと親しんでるつもりでも唖然呆然ですわ。
地吹雪で玄関真っ白で扉が開かないとかはよくあるけど、リアルに雪が積み上がって開けられないとかあまり経験したことがない。
子どもの頃に、元旦から社宅の雪かき当番に当たっていて、表に出ようとしたら引き戸の三分の二くらいまで雪が積もっていて、しばらく扉を開ける気になれなかったのが最後かな。(それから午前中いっぱいかかって雪を除けた)

札幌は年末年始や今週末の大寒波予報をシレッと回避して光あふれる放射冷却デイズです。
つまり、クッソ寒い。


ワタクシ、煎茶とか青汁とか緑色の飲み物はおおむね嫌いなんですが、抹茶だけは好きです。(『抹茶味』は嫌いです)
つっても、茶道には一切興味がないので、作法もへったくれもなくシャカシャカプッハーしてるだけなんですが。
今まではママンの茶筅を使って、どこかのワゴンセールで買った野点用の小さめの抹茶碗で飲んでいたんですが、ママンが茶筅を使い終わるのを待ってちびちびと何杯も飲むのが面倒になって、元旦早々マイ茶筅をポチりました。




そして、茶筅を買うついでに、抹茶碗もポチっていました。

抹茶碗のことなど何もわかりませんが、パッと見で「好き!」と思う茶碗ははじめてだったので、ワタシみたいなもんにはちょっともったいないお値段の茶碗だなあとは思いつつ買ってしまいました。
だってずっと運命の抹茶碗との出会いを待っていたんですもの。(ひきつづき運命のこけしと運命の木彫りの熊との出会いを待望中)
何かよくわからんけど、黒楽茶碗とか描いてありました。円のなかに「無事」って書いてあるみたいです。
どうせならママンのを借りて使ってるお茶道具で高くないものは自前で用意しようかなと思って、茶杓と菓子切も買っちゃいました。マイ茶杓とマイ菓子切。
菓子切の入れ物が思いのほかかわいくてニヤニヤしています。
画像だと実物よりちょっと白っぽくなってるんですが、ピンクと紫とブルーがけっこうポップですごくカワイイ。和風しすぎてなくて、洋風ってワケでもないイイ感じ。お気に入りです。

で、本来の目的の茶筅はコチラ。

茶筅の善し悪しはよくわからんので、とりあえず日本製で一番お手頃価格の百本立を買いました。
ママンの茶筅は出すのにいちいちプラスチックのケースを逆さにしなきゃならなかったり、使い終わったら乾くまでケースと茶筅並べて放置しなきゃならなかったりして面倒だったので、一緒に茶筅休めも買ってみました。
薄い水色のものが一般的っぽかったんですが、つまんないからちょっと探してピンクのものにしてみました。
他にも薄い水色ではあるけれど模様が入っているものや、木製のもの、シックなモノトーンのものとかいろいろありましたが、値段とか送料考えてコレにしました。

こうやって置いておくと茶筅が痛まなくて形も整うんだとか何とか…。
ワタシ的には、ズボッと抜けばすぐ使えるって意味で優れものだと思う。(つくづく茶道には向いていない)

そんなズボラなワタシにとっては、抹茶をいちいち篩にかけるのも面倒なので、

振れば篩えるお手軽抹茶篩なんぞも買ってしまいました。
みっつの輪っかがミソらしく、抹茶と一緒に放り込んで蓋して左右にフルフルするとあっという間に下の缶にサラサラと抹茶が落ちていきます。便利。
缶の内側にちょっと段差があって洗いにくいのだけが玉に瑕。

何事も形から入る父親の血を色濃く継いだワタクシですが(遺伝のせいにする)、とりあえずのところはここらへんで満足しておくことにしました。
(抹茶沼の深さはうかつに覗き込んではいけないレベル)(しかし帛紗挟みと数寄屋袋は近々新調するだろう)

…で、次は肝心の抹茶ですよ。

例年一保堂のお正月の抹茶を買っていたんですが、今年はコロナのせいで一保堂が入店している百貨店が帰宅ルートから微妙に外れたうえ入口が制限されてて入るのが面倒だったんで、一保堂じゃない寄りやすいお店で買ってみたんですが、イマイチ口に合わず。
仕事始めの日に一保堂に寄ってみたら、お正月の抹茶がまだ売ってたので買ってきました。

ワタシには抹茶の味なんて好き嫌いしかわからないんで、どこのお茶が美味しいとかサッパリですが、一保堂の抹茶はとにかく缶がカワイイ。お正月用のは特にカワイイ。
最初に自分で抹茶を買おうと思ったときに、ただ見た目だけで一保堂のお茶を選んだんですが、めでたく口に合ったのでそれ以来ずっと一保堂。
お正月以外は『雲門の昔』ってやつを飲んでます。
はじめて買いに行ったときに、表千家ナントカ庵お好みとか色々書いてあって何のことやらサッパリわからず、店員さんに何が違うのか訊いたら、「名前以外なーんも変わりません。グラム単価一緒なら中身も一緒です」ってことだったので、全体的なバランスが好みだった20g缶から適当に選んで買ったのでした。
今回改めて他のモノも見てみたら、茶筅が至って普通のお値段だったので、今度買うときは一保堂で買おうかな。

で、ついに念願のマイ茶碗でお茶時間ですよ。

シロウトがテキトーにシャカシャカやっただけなんで泡が大きいとか不揃いとかは放っといてください。
作法も知ったこっちゃないんで、お菓子ひとくち食べてお茶飲んで、またお菓子ひとくち食べてお茶飲んだりしますけど放っといてください。
思い返せば、子どもの頃にばあちゃんのお茶のお稽古に連れて行かれて、子どもにはちょっと大きいおまんじゅうを食べ終わるまでお茶がもらえなくて喉つまりしそうになった思い出がワタシの茶道への苦手意識の原点であった。(しかし帰りにお菓子をたくさんもらったので悪い思い出ではない)
結果、自分が美味しくお茶とお菓子が食べられれば作法は知らんというダメな大人になりました。

新しい茶碗は両手で持つのにちょうどいいサイズ感で、お茶の温かさがじんわりと染みてくる感じがして非常にいい気分になった。
これまでの野点用は小さすぎて両手で持つには具合が悪かったし、お茶の熱がダイレクトに手に伝わってくるのでしばらく手のひらが熱かったからな。(さすがワゴンセール)
あと、黒い茶碗に緑の抹茶が映えてキレイ。
シロウトの立てた粗末なお茶って意味では正真正銘の粗茶なれどイイ感じに見えちゃう黒の魔法。
今まで平気でフォークでお菓子食べてたけど、ちゃんとした道具を使うと気分が盛り上がってなかなかよろしい。(フォークの方が食べやすいけど)(コラ)
茶杓は何てことないフツーの『練習用』と銘打った最安値のものなんだけど、抹茶をすくうのには何の支障もない。
それでもお高いものは平気でウン万する遙か雲の彼方の高みに霞むお茶の世界よ…。
しかし茶杓ってどう見てもひとさじでは一杯分に足りないのに、なんでどれもこれもこの幅なんだろうなーと思ってちょっと検索してみたら、『ひとすくいで一杯分!』という謳い文句のスプーンみたいな茶杓を発見。ママンに伝えたら、「情緒がない!」とソッコー切り捨てられました。
茶道って難しいな。向いてない。

ただ、棗というアイテムにはズッキュンときめいている。(抹茶を抹茶篩に入れたまま冷蔵庫に保管して、そこからそのまま茶杓ですくっているワタシのような輩には無用の長物だということはわかっている)

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2 thoughts on “カテキン生活。

  1. 抹茶、私も好きです!
    ただ、習ったことがないので 文化祭(いつだ!)で茶道部に入り浸って何杯もいただきました。
    茶道沼、深そうですね・・はまったら大変な事になりそう
    でも、和菓子をいただくときに抹茶と一緒なら何倍もおいしいだろうな~

    ブログにお越しいただきありがとうございます。
    「V」なのは 放置して再開するときに新しいブログを作ったって言うだけなんです。
    その「V」も長い事放置していましたが・・・

    1. ワタシは文化祭や観光地の抹茶セット拝観みたいなのすら苦手なので、自分で点てて自分でガブ飲みするぼっち抹茶派です。
      人に点ててもらったお茶って緊張してあまり美味しいと思えないんですよね…。(コミュ障)
      人目がないのをいいことに好き勝手やり放題なので、和菓子だけじゃなくてチョコレートとかお餅食べながら抹茶飲んだりもしてます。
      水筒に粉入れて水かお湯入れてシャカシャカ抹茶とかも試してみましたが、茶筅で点てたあたたかい抹茶が一番美味しいと思いました。
      急いでるとご飯とかおやつとか平気で立ったまま食べちゃったりする無作法者なんですが、抹茶だけはちゃんと座って点てて座って飲んでるなあ。(しかし正座ではなく椅子)

      再開のたびに新しいものを作るってのもまた大変じゃないですか?
      ワタシはしばらく放置した後でも平気で同じブログに書き続けてます。
      一から設定し直しとか面倒なんですよね…。
      yuminさんとこは久々の再開でも人が集う人気ブログなのですね。
      そんな方が、なんでこんな辺境にたどり着いてしまったのだろうか…。

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