なぜか癒やし。

うちのママン、炒め物の野菜を『シャキシャキした方がいいかなと思って』とかいう謎の理由で半生状態までしか炒めません。
ワタシは野菜に火を通すなら甘みが出るまでしっかり炒めたい派なので、シャキシャキ食感が欲しいならレンコンでも入れとけと思うんですが、作ってくれたものに文句言いすぎるのもどうかなーと思って20回に1回くらいしか言わずにいたら、かれこれ40年、表面しか暖かくないタマネギの炒め物やら、ブイヨンゼロなカレーを食べ続けていることになるんだなーと、今日ミートソースを作ろうとタマネギを炒めながらしみじみと思いました。
食べ物の好みは人それぞれだから、おそらくママンはシャキシャキさえあれば味はそんなにこだわりがないのかもしれない。
ワタシ、炒め物にシャキシャキ感全然いらないんだけどな。
年を取ったらママンの気持ちがわかるのかなーと思ってたけど、四十路になってもいまだ食の好みがまったく合わないわ。


刺し子とかこぎんとか地味にもくもくと作業するものが好きなんですが、最近、そういえばこの作業も好きだよなって改めて思いました。




服の解体作業。

リッパー片手にブツブツと糸を切っていく作業が好きです。
一枚の服が、何枚もの布に変わってくのが楽しい。
このカーブがこのふくらみになるのかーとか、そういう楽しみはもちろんのこと、縫い目の糸をプツプツと抜く作業がすごく好きだなあと気が付きました。
糸を切らずに縫い目から抜くこともできるんだけど、あえて切る。
縫い目から生えてる糸をプツプツ抜いて、きれいになってくのを見るのがなんとなく快感。

つかさ、子どもの頃鬱々としてるときに膝の毛を抜く癖があったんだけど、それの延長なのかな、とか。
膝って、毛を抜いても全然痛くないんだよね。他の毛抜くとちょっとチクッとするけど。
よくストレスで髪の毛を抜いちゃう子とかいるけど、ソレの膝の毛パターンだったのかなあとかババアになった今思ったりもする。
毛でも糸でも、『抜く』って作業はちょっと心が落ち着くというか癒やしなんだろうか。謎。

癒やされたすぎて段ボール箱いっぱいのハギレが溜まってしまっているのですがね…。(2箱目)
モノを減らそうと思ってはじめた作業のはずなのに、あんまり減ってる気がしないわね…。

癒やしといえば、コレ撫でてるときもずいぶんと癒やされてますわ、ワタシ。
ふわふわでぬくぬくでスルスルなのよね。
猫はいいよにゃー。

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2 thoughts on “なぜか癒やし。

  1. 食の好み、難しいですよね。
    美味しいものは美味しいって言って欲しいけど・・
    あまりあれこれ言うと「だったら自分で作れば~」(母親x娘)になっちゃうしね。

    解体した布がたくさんあるって事は「パッチワーク」ですかね?
    縫い物って縫っている時間より、ほどく時間のほうがかかりますよね。
    私は短気なので「キィ~!」ってなりそうで、そのまま処分しちゃいます。スペースを開けないと 次の物が入らないし・・大量消費時代に育ったからかな~

    1. 好みの違いはまあしょうがないかなーと思うんですよ、ママンはお酢が好きだけどワタシは嫌いとか。
      野菜のシャキシャキに関しては、どうもママンも美味しいとは思っていないっぽいんですよね…。
      味より食感を優先してるみたい。価値観の違いですね。
      そのくせ「あんたの作ったカレーなんか美味しいよね…何が違うのかしら」とか言ってるから何が何やら…。
      仕事から帰って料理しなくてもいいのはきっと助かってるはずなので、文句はできる限り言わんことにしています。

      女にしちゃビッグサイズなボディをしているので、パッチワークしなくても1枚でバッグとかポーチとかは余裕で作れるサイズです。
      繋いで刺し子して…とか妄想はしてますが。
      ワタシもかなり短気なんですが、ほどくのは全然イライラしないんですよね。
      イケる! と思ったら力任せにビリビリッと裂いてみたり、意外とストレス発散にもなってます。
      そもそも服を買うときに、着られなくなったら生地として使えるかな? ってことを考えながら選ぶのが間違ってるのかもしれない…。
      好きな服は生地になってもやっぱり好きなんですよねー。(モノへの執着がひどい)

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