ワタクシ、このブログのトップページのリンクからサインインして管理画面に入ってるもんで、記事編集しようとするたびにひとつ前の記事を見るのは自分がつらいので、とっとと次の記事を投稿しようと思います。
まだのらおが元気だったころにダラダラ書いていたものなので、まだ能天気にお元気。
しあわせにあぐらをかいて油断していた頃。
そういえば前の記事にのらおがうちに来てくれる前は空いた時間に何をしていたのか思い出せないみたいなこと書きましたが、ママンによると「朝早くから夜遅くまで仕事してて家ではお風呂に入って寝て朝ごはん食べる以外に何かする時間なんてなかったでしょ。休みもほとんどなかったしね」だそうです。
どうやら限りなくグレーに近いブラックどころか、漆黒だったようだ。
それでも、何もわからないワタシに一から仕事を教えてくれた会社だから感謝はしているんだが。
若かったからあの働き方ができたんであって、今の年齢であの頃のようには働けないだろうなあ。
先月の12日のことです。
もはやほとんどひと月前。
9月に35周年を祝いに横浜に繰り出しましたが、今回は地元で35周年を祝ってきたのでした。
ちなみに今月末は武道館で35周年を祝う予定です。
新旧入り混じるセトリの中にちゃんと新曲もあって、ツアーと並行してレコーディングも進行中。
このバンドを好きでよかったなあとしみじみ感じる35周年なのでした。
札幌カナモトホール。
昔は遠征にかこつけて旅に出ていたので、土日の多いスケジュールだとどこに行こうかとわくわくしていたものだが、ここ数年は大人しくほぼ地元参戦のみ。
毎度ちゃんと北海道にも来てくれてありがたやありがたや。
珍しくグッズ先行販売に間に合う時間に到着したので、真っ昼間の明るい空の下、テレビ塔が見える広場でツアトラどーーーん。
反対側もどーーーん。
ついでにお尻もどーーーん。
この頃はまだ雪などなかった。(今はもうすっかりツルッツルの冬道である)
今年のワタシのチケ運はなかなかのものらしく、この日も前から4列目。
カナモトホールはステージが低いので、横アリの4列目どころじゃなく近い!
ワタシは通路側端の席だったんですが、前の2席が開演時間になっても空席。
遅れてやってくる人もいるしなーと思っていたら、空いた2席の隣の席の人がこれから来るかもしれない空席に荷物を置き、開演すると空席+自席の3席分使って盛大に踊り始めた。
結局その席は最後まで誰も来なかったので問題はなかったんだけど、3席分使った自由な踊りはなかなかに視界を遮ってくれたので、ワタクシちょっとだけ通路にはみ出して見てしまいました。
ワタシの隣の友人と、その隣の人は逃げ場がないので否応なく彼女の大きな手振り頭振りに視界を遮られたらしく、終演後には赤の他人同士なのに「すごい動き回ってましたよね…」「見えなかったですよね…」ってしみじみと語らっていた。
自由な踊りを繰り広げたその人は、規制退場の案内をガン無視して客席のライトが点くと同時に荷物抱えてダッシュで帰って行ったので、友人たちの語らいはまったく知らぬ話であります。
徹頭徹尾自由なお人であった…。
ステージが低いので、視線の高さもさほど違わず、表情までよく見えて至福。
今回はピック投げが復活していて、英彦さんのピックを手に入れたのでした。
これを手に入れる前にも一度ワタシの席の方にピックが飛んできたんですが、それは通路挟んで隣の人の足元に落ちたんですよ。
そのうち気付くだろうと思ってそのままにしてたんですが、ちょっとした頃に視界の片隅でまったく気付いてない隣の人が床のピック踏んづけてたんで、それはちょっともったいないと思って、思いっきり不審な動きだとは承知で、拾ってその人に渡しました。
せっかくのピックを知らずにずっと踏んづけてたら、自分だったらちょっと悲しいかなと思って。
余計なお世話かなと思ったんですが、おばさんだしまあいいかと。特に不審がらずに笑顔で受け取ってもらえてよかった。
その後、ワタシの足元にもピックが飛んできたらしいんですが、今度はワタシが気付いてなくて、さっきワタシがピックを渡した隣の人が拾ってくれて、ワタシに渡してくれました。
なんかちょっとうれしかった。
しかしピックってシュッと飛ぶのにひらひらって思いも寄らないところに滑り込んでいくものね。
裏はこんな感じ。星野だから★が散りばめられているのだろうか。
これで弦を奏でる3人のピックが揃ったぞ。
なかなかの頻度でピックが届く距離にいるらしい。ありがたいことである。
他のメンバーも、ドラムスティックやタオルなどを客席に投げ込んでたりして、コロナによる制限がちょっと緩くなってきてるのかな。
曲中で最前列のお客さんにタンバリン差し出して叩かせたりもしていた。
アンコールで出てきた英彦さんに、「サインしてー!」って英彦さんの著作本を差し出す猛者も。
笑いながらもサインしてあげてたのかな?
ちょっとだけステージと客席の直接の交流が復活してる感じだった。
そういえば、大体下手からステージに出てくることの多い英彦さんですが、今回はセットのど真ん中から現れました。(全員真ん中から)
ステージ背後の電飾に浮かび上がる全身のシルエットが、細くてすらりとしていて、でもしっかりとした骨格も感じられて、つまり、とってもスタイルが素晴らしい。
今までもずっとグッドルッキングな御仁だとは思っていたんですが、改めてカッコよろしいな、と。
56歳だったか? イケオジですなあ。
珍しく先行販売に並んで買ったグッズはコチラ。
パンフレットと御朱印帳。
御朱印帳にしてはとってもお高いんですが、一緒についてくる袋がそりゃもう配色も模様もすべてがかわいくて我慢ができなかった。
以前もグッズとして御朱印帳が販売されて、それも買ったんだけど、結局もったいなくてまだ使っていないんだなあ…。
なんかこう、集中的にお寺や神社をまわるぞ! ってときに新しくおろしたい気がする。
そんな日が来るのかはわからんが、いつかたっぷり時間をかけてふらふらと気の向くままにお寺や神社を徘徊したいという夢があるのです。信仰心はまるでないけど寺社が好き。
この日は入場前に腹ごしらえで入った中華も、食後のデザートと称して食べたクリームスイートポテトも、終わってから夜ごはんに食べた焼きリゾットも何もかも美味しくて、ライブも楽しくて、帰ったらのらおがいて、とってもしあわせな一日であった。
しあわせは当たり前にそこにあるわけではないんだとわかっていたはずなのに、忘れちゃってたんだなあ。
35年このひとたちを愛でているということはつまりワタクシ例のロックスターさんたちにどんぴしゃな世代なんですが、かつて某氏が発した『6人目のメンバーが加入しました。他のメンバーにはまだ伝えていないので誰かは言えません』とか何とかいうお言葉のおかげさまをもちまして心のどこかがすっかり冷え切って以来、某氏にとってのバンドという名の集合体はワタシの思ってるバンドとはまるで違うものらしいと認識を改めた。そしてボーカル以外のバンドメンバー+外部のボーカルで制作した楽曲をバンド名義で出そうとするに至って(そしてそのことを知らなかったらしいボーカルが「残念」とコメントするに至って)、なんかもういいやっていろいろ諦めました。ワタシにとって某氏はもはや、『ワインに詳しいお菓子好きの金持ちおじさん(たまにピアノも弾く)』です。
たまにピアノを弾く金持ちおじさんが、久しぶりにドラムを叩こうがロックスターを自称しようが特に心が揺れることはないのですが、彼が何かを完遂するイメージがまったくないので、今回はどうなるのかなっていう興味はある。(完遂しようがしまいがやりたいことができるならやった方がいいと思っているので、挑戦すること自体には何の文句もない)
ただ、完遂するかしないか以前の問題として、音楽もロックも世界もわからん素人的には、『コレで世界って狙えるの?』っていう素朴な疑問が…。
ティザー聴いた限りですが、コレで世界が獲れるならあなたたちの誰かがとっくの昔に獲ってんじゃないのってくらい、いつかどこかで何度も聴いたことがある曲調な気がするんだが。
なんつーか、重大発表とかいう思わせぶりな前フリとか会見という仰々しい発表の仕方とか選んだ会場とか全体的な佇まいとか肝心の音とか、何から何まで懐かしい昭和のかほり(確か最古老ですら平成に入ってからのメジャーデビューだったはずだが)を感じてしまうのはワタシのセンサーがポンコツだからなんだとは思うんだけど、圧倒的なこれじゃない感にポカーンとしてしまった。
無関係な傍観者のくせに勝手なことを言わせてもらえば、日本から世界を獲りに行くのに歌詞は英語ってちょっとつまんないわね。
ワタシは日本語以外サッパリわからないから他の国の曲聞いても歌詞の意味なんぞサッパリ理解できてないけど、それでも好きだあ! って曲はいっぱいあるワケで。(そして辞書を片手に歌詞を訳してみたらしょーもない色恋沙汰歌ってたりもするけれど)
難しいことなんだろうけれど、日本人が日本語で歌って、日本語わからない人たちが歌詞の意味よくわかんないけどなんかいいよねって思ってくれて、そこから日本語覚えようとしてくれるくらいじゃないと日本から世界を獲るってことにならないのでは?
日本から世界を獲ると言うからには、音楽は国境も言葉の壁も超えてゆくってのを見せて欲しいんですけどね。全日本語詞でいいじゃない。
韻とかリズムとかどの単語を選ぶかとか、ネイティブだからこそ表現できる言葉の力みたいなもんで勝負はできないものなのかしらね。
日本から挑戦というなら、欧米に寄せて英語詞であっち好みの音楽で勝負するんじゃなくて、日本人丸出しの母国語とメロディーで挑戦しなきゃ意味なくない? とか思ってしまった。
まあ、何の関係もない赤の他人だからこそ無責任に言える戯言なんですけどね。
せっかくそれくらいやってみたところで今更大怪我にはならない面子なのに、つまんないの。(勝手だね~)
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