届けばいいなと思ってる。

なんかよくわからんけど慌ただしく過ごしているうちに、すっかりというかしっかりと冬になりました。
ショートブーツ履くくらい積もったかと思えばちょっと暖かくなって、中途半端に溶けた状態で夜を迎えた結果、翌朝にはまんまとツルッツルのテッカテカですよ。
ああ懐かしいわぁ、この感じ。

思い返せば、札幌の平野部に今シーズンはじめてしっかり雪が積もった11月8日の朝のことでした。
ワタクシいそいそと幕張目指して移動を開始したのですよ。10年ぶりのルナフェスですよ。
札幌の最高気温より高い最低気温の関東に何を着ていったもんだか悩んだよね。
体が寒冷地仕様になってるらしく、この季節の旅行はいつも着るものに困る。
今回はとりあえず秋に着ていたパーカーの中にキルティングのカーディガン重ねてみました。
北海道ではちょっと寒くて、幕張ではカーディガン脱いでもちょっと暑かった。うーむ。


で、今更感しかないルナフェスですが、まだかすかに記憶が残っているうちに備忘録など書き連ねてみむとてするなり。
続きに長くて内容薄く記憶のあるところだけダラダラ書き連ねますが、まったくオススメしてません。
短くまとめると、たのしかったー! 以上。




ルナフェスは11月8日9日で行われましてね、8日の最初から見ようと思ったら前乗りしなきゃ無理なので諦めて、8日の朝の便で向かったワケですよ。
朝一の便だと新千歳に前泊するか、夜明け前の高速を自家用車でぶっ飛ばして著しく値上げされた駐車料金払うしかないので、9時の便でGO。
9時つっても、ワタクシ田舎者なので6時台のJRに乗るしかなくて、空港到着は7時過ぎ。ヒマ。
もうちょっと遅いJRを探したんだけど、8時20分着とか冬にはリスク高すぎるのしかなかった。
途中駅始発の8時くらい到着のもあったんだけど、それに乗り継ぐには結局新千歳空港行きの6時台のに乗らなきゃならなくて、ならそのまま新千歳行くわってなるよね。
こういうときにしみじみと田舎者だなあと自覚する。

今回はAIR DOで行ってきました。
毎年職場のカレンダーはベアドゥの卓上カレンダーと決めているので、機内販売で買いました。行きで買ったら荷物が増えるなとは思ったけど、何があるかわからんから買えるときに買っておこうと。
案の定帰りの便は揺れが激しい時間帯が多くて、ドリンクサービスも途中でひっこんだりしてるところにカレンダー買いたいとは言いづらかった。行きで買っておいてよかったよ。
年のせいか無精に磨きが掛かって、カレンダー買いにロフトとかハンズに行くのも面倒になってきちゃってね…。
今年はついでで買えてよかったわ。

で、到着した羽田はなんか、ぬるかった。暑いわけじゃないけどパーカー袖まくりしちゃう感じ。
中に着てたカーディガンは搭乗前に脱いでたんだけど、それでもちょっともわっとした。
そして久々のAIR DOは出口が遠い…。

まずは幕張通過して千葉みなとのホテルに荷物を置きに行きました。
会場にクロークあるらしいけど、金かかるし出し入れ面倒だし今更急いでももう始まってるし。
まだチェックインには早い時間だったから荷物だけ預かってもらおうかなと思っていたんだけど、ホテルの受付の人に「チェックインですか?」って言われたから、もうチェックインできるのかなと思って「はい」って言ったら、「まだチェックインの時間じゃないんで、できないんですよねえ~」。
…なら聞くなよ。
とりあえず荷物を預かってもらって、いそいそと幕張に向かいました。

久々の幕張(いつ以来かは覚えていない)。
幕張メッセへ向かう道はなんとなく覚えていたけど、区画がいっぱいあってサッパリわからない。
ホール6でリストバンド交換とグッズ販売、会場はホール9とか10とか11とか何とか…。(結局よく覚えていない)

1日目は途中参加になるとわかっていたけど2日通し券。
もろもろ手数料込みで38,950円也。たっかいな!

しかし大枚叩いたワリにそこまでやる気がなくて、ばくちくさん以外誰が出るんだったっけかね~な状態で現地到着。
現地で出演者を確認するていたらく。
しかしフェスって、自分からは積極的に聴きに行ったりしてなかったアーティストと出会える機会でもあるから、事前情報拾いに行かなくても生の衝動を大事にすればいいよね。(という言い訳)

そして、これまた確認していなかったタイムテーブルも。

ばくちくさんは2日目だってことさえわかってればよかったんですスミマセンスミマセン。

リストバンドを交換して、記念に赤くてギラギラしたトートバッグをなんとなく買って、会場へ移動。
ちょっと離れてたので、途中で他のアーティストの入場列とかグッズ販売列とかを横目に見ながらぶらぶら歩きました。
KAT-TUNとかもやってたのかな?

そんでようやく会場到着。
入ったとたんにキッチンカーが並んでいたので、まずは腹を満たしたくなっちゃった。
ぐっと我慢して建物の中に入ったら、SIAMSOPHIAの最中っぽかった。(遠目にドラムのオレンジの髪の毛が見えた)
スクリーンにはあんまり見たことがないロゴが出てた。DAITAとの訴訟とかの関係で何か新しいもの生み出したのかなあ?
GODLAND見たかったなあと思いながら一旦会場を出てたこ焼きのキッチンカーに並び、手に入れたたこ焼きを食べながらクレープのキッチンカーに並び、クレープを手に入れる頃にはたこ焼きを食べ終っていたのでちょうどいいデザートタイム。
クレープ食べたらいざ会場に突入です。
MY FIRST STORYという若い子たちが元気に演っているのを漏れ聞きながら腹を満たしたので、再突入時は彼らがハケてくちょっと前でした。
この子たちに限らず、若い子は声が高いな! 高くて強い歌声が印象的でした。
大きくなって帰ってきました、みたいなことを言っていたな。
よく知らないのだけれど、昌子と進一のご子息だったっけ?

今回は横並びにふたつステージが並んでいて、片方で演奏中にもう片方でセッティング、みたいな進行だったっぽい。(後ろの方でのんびり見ていたので詳しくはわからない)
両ステージの間なのかな? デカい髑髏がカラフルに光ってた。たまに目からビームが出るよ。
10年前は斜め向かい合ってふたつのステージがあって、片方終わったら後ろを向かないと次のステージが見られなかったような気がする。
今回はずっと同じ方向見てられて楽だったわ。
しかも、前方はライブハウスみたいな様子だったけど、後ろの方では座って見てる人たちもいて、そういう人たちも見られるようにステージ上やステージ脇だけじゃなくて、後ろの方にもスクリーンが設置されていた。アーティストによっては後ろの方のスクリーンは使ってなかったけど。
ババアには非常にありがたい。
座ることは想定してなかったけど、座っている人たちがたくさんいたからシレッと紛れ込んで一緒に座ってみた。
突っ込んでく人たちと後ろでまったり見る人たちがちゃんとすみ分けされてるのもフェスならではかも。
ワタシたちも基本的には座ってのんびり楽しませてもらいました。こんなことなら携帯座布団持ってくるんだったわって後悔したよね。(実際周囲には座布団持ってきている人がいっぱいいた)
なぜか敷物を常にカバンに入れてあるので、それを広げて座って見ました。お尻がちょっと痛かった…。
2日目の後半になると混んできたので、立って見ました。なるほどSOLD OUTとはこういうことか。
フェスは体力勝負になりがちなイメージだったけど、今回はけっこう楽だったかな。
場内は撮影・録音禁止だったと思うんだけど、誰も彼も当たり前のように平気で撮影しまくっていた。なんなら動画撮ってる人もいた。
あんまり誰も彼もが人目も憚らずに堂々と撮ってるから、今回はよかったんだっけ? って勘違いしそうになったけど、明るくなったらでっかく『撮影禁止』『ダイブ・モッシュ禁止』って書いてあるのが見えた。
フツーにnoteとかインスタとかに画像あげられてたから、特に罪悪感とかはないんだろうな。つか、ダメだとも思ってないんだろうな。いつでも何でも撮っちゃう時代ですものね。

本格的に見始めたのは1日目のTMさんから。空気を変える男・西川貴教。
誰でも知ってる曲をいっぱい持っているってのは強いよね。しかも喋りが達者。
隅から隅まで一気に盛り上げてった感じ。
途中でSUGIZOとINORANを呼び込んだけど、どうやら1曲早かったらしい。
なれど突然予定外の曲でセッションを強いられていたとは微塵も感じさせないパフォーマンスでしたわよ。
柴崎さんやスナオさんと向かい合わせで弾いてるシーンが多いなと思ったのはそのせいだったりしたのかしら?
前半を早稲田大学の応援部の皆さんと一緒にやってました。
今回は真矢さんを応援するつもりで来たから、応援のプロを助っ人に呼んだんですって。
真矢さんの件でSNSでコメント出さないのとか言われたけど、本当の仲間はSNSなんかでつぶやくんじゃなくて気持ちで繋がってるんだみたいなこと言ってました。
そんで、今回のお仕事は真矢さんを応援することだったから、ここからはサービス残業! って高らかに宣言して後半戦に突入してました。
途中から革命ジャケットのファスナー全開にして筋肉を誇っていた西川さん。ムッキムキ。
しかしワタシはどうも柴崎さんばっかり目で追ってしまうのであった。
あの方もイケオジであらせられるなあ。
さっきSIAMSOPHIAで見たばかりの淳士さんがまた叩いてた。
LUNA SEAでも叩くんだから、1日で3ステージ叩くってことか。すごいな。

そして久々に見たDIRはますます白塗りになっていた。
LUNA SEAに備えてそろそろトイレに行っておこうかと思ってここでトイレに並び始める。
BRAHMANまでには戻れるかなーと思っていたら、ちっとも進まず最初から最後までトイレの前で聴いてました。
ハケてくときにスクリーンにLUNA SEAへのメッセージみたいな英文が出て、英語サッパリわからんので正確な意味はよくわからんけどなんとなく、俺たちはLUNA SEAのもっと輝く未来を信じてる、みたいなこと書いてあった。
やることしっかりやった後にさらっとカッコよいな。

しかし女ってトイレで何やってんだ?
確かにあのキャパで個室が4つってのは少ないとは思うよ。
でもさ、早くて30分、大抵は1時間並ばないとトイレに辿り着かないってどうなってんの。本命を見逃さないためには、尿意とは関係なく1時間は諦められるタイミングでトイレに向かうしかない。
そんでようやく自分の番になってさ、用を足して個室から出てみたら、ワタシのすぐ後ろに並んでいた人がまだ先頭で待ってたって何なのそれ。

で、BRAHMAN。
中高生の頃、なけなしのおこづかいをひりだして定期購読していた雑誌が何故か『装苑』というワタシにとって、BRAHMANの最初の認識は”りょうの旦那のいるバンド”。
そのあとばくちくさんのトリビュートアルバムで聴いたくらいであんまりよく知らないんだけど、櫻井さんが亡くなった後にNHKのTHE COVERSでICONOCLASM演ってくれて、勝手にじんわりしたものでした。
ワタシは相変わらずトイレの前に居て、列の並び的にステージを背に立っていたワケですが、ステージの方から「明日出るバンドの…」とか、「同じ曲をカバーしてるのは運命だと思ってる」とか聞こえてきましてね。
トイレ待ち大行列にうんざりしていたワタシの首がぎゅいんってステージに向かったよね。
BRAHMANとJがカバーしてる曲つったら、ICONOCLASMではないの?
ルナフェスでばくちくさんのカバーなんてまさかねと思いつつ、期待に胸がわくどきしましたよ。
そしたらJが天を仰ぎながら、届けばいいなと思ってるって2回繰り返して、やっぱりきたぞICONOCLASM。
おばちゃん言葉の更新ができてなくていまいちニュアンスがわかってないから違うかもしれないんだけど、エモいってこんな感情なのかしらってちょっと思ったよ。
10年前のルナフェスでもばくちくさんのステージでJが参加したICONOCLASM。
演奏だけでの参加の予定だったのに櫻井敦司に「Jはどこ歌う?」って言われて急遽歌うことになったICONOCLASM。
ええ、トイレの前ですがひとりで人差し指立てて振りましたとも。
他のトイレと比べてどえらい行列だけど待ってる間もステージが見えるトイレを選んだ自分を褒めてやりたい。
結局、戻ったのはLUNA SEA直前でしたわよ…。
ホント、女ってトイレで何やってんの…。

そんでトリはもちろんLUNA SEAさん。
隆一さんの声がだいぶ戻ってきてるなーってうれしくなってしまった。
いろいろ言われるけど、歌い続けることが大事なんだと勝手に思ってる。
んで最近は昔の曲を聴くことが多かったから、宇宙の詩のイントロでうおおおってなった。
あの広がってく感じが好き。あふれ出るガンダム愛を感じる。
この日に限らず、以前の札幌とかでもなんだけど、ここ最近I for youでいつも、痛みを集めて光を拭っちゃいがちなのよね。この日も痛みを集めて光を拭ってた。
歌詞間違いって、生歌なんだなってハッキリわかってわりと好きだからついニヤニヤしちゃう。
inside youはライブで初めて聴いたかも。
正直音楽の技術的なことはサッパリわからんのだけれど、ドラムがいつもと違うなってのは何となく感じて、でも安定してドコドコ響いてくるのが気持ちよかった。
メンバーがちょくちょくドラムセットのまわりに行ってた。いきなりの代打で大仕事してる後輩への気遣いかな。リブート後は何かにつけてわかりやすくあったかみを感じさせるるなさんがすきです。
最後にWISHで銀テープ飛ばしてたけど、どうもこの時に将棋倒しが起きたらしい。
帰りがけに救急車見たけどコレだったのかなあ? 翌日はWISHやっても銀テープは飛ばなかった。
アンコールでは他の出演者たちを呼び込んでセッション。
ステージ上の人口密度がすごくて誰がどこにいるのか後ろでまったり民には判別しづらかった。
とりあえず西川さんが愛されていた。
そんで、真矢さんがしっかり自分の足で歩いて登場。声も出てて、なんかお元気そう。よかった。
ドラムセットの後ろに座って、淳士さんのプレイを間近で見てました。
るなさんのクリスマスは12月23日だから、今年もそこでライブやるから、そのときにほんのちょっとでも叩きたいって言ってた。
昔は23日は天皇誕生日で祝日だったんだけど、令和になった今ど平日なんだよな…。
そんでもって12月はばくちくさんの札幌公演で半休もらって、年末の超ピーク時に武道館めがけて東京遠征なんだよな…。
仕事的にも金銭的にも無理なんで、大人しく北の国から祈ってます。
そして相変わらずSUGIZOの強肩っぷりは素晴らしかった。
タオルだのペットボトルだのをよくもまああんなところまで飛ばすよね。
そりゃ肩パットもとんがるわけだ(違う)。

帰りの海浜幕張駅はなかなかの混雑だったんですが、ほとんどのお客さんが東京方面に向かうので、千葉みなとに戻るワタシたちはけっこうゆったり。
前に幕張来たときも、隣のホームのすし詰めギュウギュウな東京方面列車を見ながら、ワタシたちの乗る反対方向は酔客が床に寝そべるくらい空いていたっけね。
そんなこともあって、幕張遠征のときは東京とは反対側の方面のホテルをとることにしてます。
駅までの混雑はどうしようもないけど、改札抜けたらすんなり帰れるのがありがたい。

ホテル付近に戻って、昔ホテルの近くに美味しいカレー屋さんあったなと思って行ってみたけどなくなっていてしょぼーん。
仕方がないのでコンビニでおにぎりなど買って食べました。ハラミがうまし。

翌日も目当ては後半に集中しているので、無理に急いで行動することもないよねとまったり起床。
ゆっくり起きてゆっくり朝ご飯食べてゆっくり幕張に向かったんですが、いかんせんババアなのでゆっくりしたところでそもそも朝がそんなに遅くなかったらしく、しっかり開演前に一番後ろの壁際を陣取ることができました。
座るにしても立つにしても、壁があるとずいぶん楽なのでよかった。
ステージ前もまだ行こうと思ったら行けそうな感じだったけど、行ったが最後、食事もトイレもままならないのは目に見えていたので、2日目もまったり後ろで楽しむことにしました。

1日目は間に合わなかった隆一さんの開幕宣言が2日目はちゃんと聴けました。
アカペラでI for you歌ってからの「LUNATIC FEST.2025、開幕!」
ご本人も歌詞間違いに気付いていたのか、光を~の前にちょっと間があったような気がしたんだけど気のせいかな? この日はちゃんと光を集めてた!
でもなんか今日はちょっと調子悪いのかな? って感じがこの時点からしていた。
まだ2日連続は負担なのかもなあと思ったり。
ワタシ如きが言うことじゃないんだけど、この年になると生きてりゃいろいろあるよな。

NEMOPHILAは激しい女の子バンドってことしか知らなかったけど、なんかいろいろすごい上手だった。
かわいくてかっこよかった。
裸足で歌う女性歌手って多いけど、激しい曲でバンドで裸足ってのがなんか新鮮だった。
TONIGHTやってたかな。

ROTTENGRAFFTYは字面しか知らず、ろってんなのかろっとんなのかすらよくわかってなかったけど、この日ちゃんと覚えたよ。ろっとん!
ワタシはツインボーカルが好きなんだなって再確認。
そういえばLucyもツインボーカルみたいなことやってたし、今のばくちくさんも時々ツインボーカルだよな。んでもって、何だかんだ今井寿と櫻井敦司が交互にボーカルとる曲も大好きなんだよな。
最後にFATEやってたかな。
LUNA SEAも自分たちも色々あったけど、歩みを止めないバンドが一番かっこいいって言ってた。
そりゃあ思いっきり首を縦に振ったもんさ。
ダイブ禁止って先輩に言われたからちゃんと言うこときいて飛び込まなかったよと言いながら、しっかり客を煽って客席をダイブとモッシュの嵐にしていたっぽい。
そのときにイエモン待機の客のノリが悪いのが気に入らなかったらしい人が、戻ってきてからずーーーっと延々文句言ってた。演奏中もずーーーっと。うるさかったわ。
他人のことなんて気にせずに自分が楽しめばいいだけなのに面倒くさいな。

9mm Parabellum Bulletは、9ミリって呼んでるけどその続きが読めない。この日も読めないままだった。
読んでみたけどアッサリ噛んだよね。MCの人も噛んでたような気がするから許されるだろう。
Jに大人になったな!って言われてた。
9ミリ終わりに一緒に行った友人がトイレに立つ。トイレ帰りにたこ焼き買ってくるって。
戻ってきたらワタシがトイレに立ってクレープを買おうと打ち合わせ。

久々に見るMUCC。
SLAVEに見せつけてやれと自分たちのファンを煽りつつ、俺もSLAVEだけどって言っちゃう逹瑯さん。
終わったら自分もそっち側行って楽しむって。ほっこり。
そして友人はまだ戻らない。

凛として時雨は名前しか存じ上げず。
なんつーか、ガーーーッと駆け抜けてった感じ。なんとなく持ってた印象そのまま。
そして友人はまだ戻らない。
終わった頃に友人からメッセージが届いて、まだトイレに並んでいるけどそろそろ順番が来ると。黒夢は見たいからたこ焼き買わずに戻っていい? って。
トイレに立ってから2組終わってもまだトイレに到達してなかったんかーい。
もちろんいいですよとお返事して、黒夢はじまるちょっと前に戻った友人と入れ替わりにワタシがトイレに立つ。
最悪イエモンまでは諦めてたこ焼きとクレープを買うぜと意気込んで立つ。

トイレに並びはじめた頃に黒夢登場。
なんかゆるっと登場してきた。
そんでもって、しょっぱなから2曲続けてるなさんカバー。BLUE TRANSPARENCYとDéjàvu。
一気に客の心をわしづかみにしてしまった感じ。
そしてそこから清春が喋る喋る。喋りも一曲だと豪語していたな。
西川さんといい清春といい、百戦錬磨のベテランは喋りもお上手。(この後登場したロビン吉井和哉も大層達者な喋りっぷりであった)
少年とか後遺症とかLike@Angelとか、ワタシでも知ってる曲をいっぱいやってくれました。

UVERworldのサウンドチェックが始まる頃にようやくトイレに到達。
さっさと済ませて、フードエリアに移動。急げばイエモンに間に合うかもしれないからね!
聴いたことなかったから聴いてみたかったんだけど、いかんせん腹が減っていた。
誰ひとり取り残さない? 誰ひとり置いていかない? そんなMCが聞こえてきたのが印象に残っているけど、どんな文脈で語っていたのかはよくわかんない。
熱い人なんだなと思った。若いのかなと思って後で調べたらそうでもなかった。

どうやらばくちくさんだけラッピングされたツアトラ(えーと、今はトランポっていうんだっけかね?)で来てくれてたらしくて、食べ物買いに行ったついでに見られるかなと思ったんだけど、おのぼりさんにはどこにあるのかよくわからなかった。札幌で見れたらいいな。
イエモンが始まる前に、たこ焼きとクレープを買って、ついでに自販機で飲み物も買って戻ることができました。いえーい。(しかししっかり1時間以上はかかった)
そんで始まる前に食べちゃいました。美味しかった。
今度家でたこ焼きやるときは岩塩まぶしたろ。クレープ焼くときはブルーベリーとホイップたっぷり包んだろ。

イエモンあたりから混み始めてきたので、それまで壁にもたれてまったり座って見ていたけど、起立!
壁にもたれてまったり立って見ることにしました。
楽園、SPARK、A HENな飴玉、Chelsea Girlとか。
A HENな飴玉、Chelsea Girlと聴いて、チェルシーといえば飴玉、飴玉といえば黒服ミルキー(LUNA SEAとミルキーのコラボグッズとして売られていたコーラ味ミルキー)って、ミルキー食べ始める極めて単純な回路を持ったワタシを隣で友人が呆れて見ていた。
前の晩も柴崎浩の話をしたあとに柴崎繋がりで月のしずくを口ずさんでたしな…。
LUNA SEAのフェスにイエモンとばくちくさんってだけでLSBを思い出すババアなのですが、吉井さんも自分たちはLSBきっかけでブレイクしたって話をしていました。
懐かしいなあLSB。あの頃ワタシも若かった…。
今考えると、LUNA SEA、SOFT BALLET、BUCK-TICK、さらにイエモンラルクマッドDIE IN CRIESって、あの世代にはどえらい面子だったなあとしみじみ。
吉井さんはルナフェスを月の祭典と呼んでいるそうな。月にちなんだセトリを自分が組んだと言っていました。
ネコニャンパリを生で聴けた。
演奏も喋りもさすがの安定感でした。漲るベテラン感。



そんでもっていよいよワタシの本命、ばくちくさん。
前の日の晩は長野でライブやってました。当日幕張に移動してきたそうです。
地続きっていいよな。車ぶっ飛ばせば何とかなるもんな。
飛行機やフェリー使わないとどうにもならない津軽海峡。無理のしようがあまりない。
フェスはいろんなバンドのサウンドチェックが聴けて、なんならたまにご本人が登場したりして面白いんだけど、他と比べちゃうから余計にばくちくさんの異質さが際立つ。
金属のしばき棒カーンカーン打ち鳴らしたり、ギャヒーーーって謎の音がするのはワタシが聴いていた限りではばくちくさんだけだったような気がする。…他は使わんか、しばき棒なんて。
大昔のJOIN ALIVEではサウンドチェックがなかなか終わらなくて、予定時間だいぶ過ぎてから登場したような記憶があるけど、今回はあっさりと出てきてホッ。弦楽器隊全員ルナフェスTで登場。
ヒコさんは恒例の袖と襟カット仕様。
今井さんは赤のチェックパンツに赤いフェスTの還暦仕様。さらにその上からフェスグッズのクロミパーカー。どうういうワケかすこぶる似合っている。今井さんが「幕張BABYS(なんとかかんとか)」
ヒコさんが「ルナフェス~~~よろしく~~~」
今井さんの声は独特だし、ヒコさんは語尾を伸ばしがちだし、結果どっちも喋りがユルい。
この2日間、流暢に喋る人たちとか、かかってこいと煽る人たちをたくさん見てきたので、今井さんの変な声(褒めてる)やヒコさんの伸びた語尾がとんでもなくユルく感じる。
今井さんが「戦ってるLUNA SEAのLUNATIC FEST.」って言ってた。
今井さんはあんま語ったりはしないけど、なんか、ちょっとした言葉にいろんなものがあふれてて好きだわ。
風神雷神レゾナンスからの冥王星で死ねでウッキャーってなりました。
今回は、もういない人を想う喪失を思わせる曲は外したのかな。戦ってるLUNA SEAだから? フェスだから?

それにしたって、過去曲はやんないかもな~とは思っていたけど、お呼ばれされたフェスにインストぶっ込んでくるとは思わなかったような知ってたような…。
10年前も過去曲ほとんどやらず、無題で締めて初見さんたちをぽかーんとさせてさっさとハケていったのを思い出したわ。
そういうところは変わらないのがすき。
からの、最新シングルから2曲。
ヒコさんは聴くたびにちょっとずつ歌がうまくなっているような気がする。(そしてやっぱりかすかな櫻井敦司みを感じる)

TIKI TIKI BOONでJを呼び込むと、現れたJの顔には今井さんと同じ目の下に白いラインのペイント。
Jがブンブンうるさくてすごくいい。
Jのまわりをスキップでぐるぐるする今井さんかわいい。
そんで曲が終わって「ありがと。楽しかったな」ってボソッと。
見てるワタシたちもみんな楽しそうでうれしかった楽しかった。
そして最後の曲と言ってはじまったのがガブリエルのラッパ。
これで締めるんか…。
そういうところは変わらないのがすき。(2回目)
照明が天使のはしごみたいに上から降り注いでいて、ガブリエルのラッパか~ってしみじみ。
これが今のBUCK∞TICKですけど、って感じのステージだった。
そして今回はなんかふわふわと帰っていったな。
かわいいアラ還ズだわ。

ちなみにばくちくさんはこのルナフェスを皮切りに、3週連続幕張でフェス出演です。
先週は氣志團万博。今週末?はBRAHMAN。土曜日に仙台公演で月曜日に幕張。
この年の瀬に五十路も目前のババアが、3週連続遠征(要週頭休)とか追っかけに人生賭けてるイカれたバンギャのような真似ができるわけもなく、WOWOWの放送を待ちつつライブリポートなんかを読んだりしているんですが、とあるリポートのセットリストを見たら、『冥王星で死ね』が誤植で『貧乏星で死ね』になってて、おったまげたわ。
タイプミスって感じでもないし予測変換ミスって感じでもないし、何をどうやってこんなちっとも惜しくない間違い方したんだろ。それにしたって、びんぼう、て。



そして2日目のトリも当然LUNA SEA。
1日目もなんだけど、東海林のり子さんが呼び込み。
普段は車椅子だって言ってたけど、言われなきゃわからないくらいちゃんと自分の足で歩いて登場して、声の張りがかつてのまま。
独特の喋りもかつてのまま。
中高生の頃を思い出したわ。朝のワイドショーとかでXとかLUNA SEAの飲み会の映像が流れたりしてたのよね。
んで、普段は事件現場からリポートしているおばさんが、この時だけはXのTOSHIのコスプレしてスタジオに現れたりしてたよなあ。
あの頃ワタシも若かった。

ドラムが助っ人なのもあってか、セトリはけっこう1日目とかぶってたかな。
やっぱり隆一さんは声が苦しそうな感じで調子がよくなさそう。
途中でJが「のど大丈夫?」って。隆一さん「たぶん」って。
んで、Jが「みんなで助けてくんねえかな!」って。
観客がまかせろとばかりに声出してた。
淳士さんがスクリーンに抜かれるたびに笑顔だった。というか、この人基本的にすごく楽しそうにドラム叩いてるなあとこの2日間何度も思った。音を楽しむって感じ。

そんで今日もゲストを呼び込み。
前日ほどは大所帯がいないのに、やっぱりステージ上の人口密度がえらいことになっていた。
ばくちくさんは最初は樋口兄弟しか出てこなかったと思うんだけど、気付いたらにこにこ笑って座ってる今井さんと私服のヒコさんもステージにいた! いつの間に。
そして2日目も真矢さん登場。
なんか、昨日より元気な気がする。ご本人も「この声の張り!」って言ってた。
年をとるとあちこち不具合が出てきてちょっと暗い気持ちになったりもするけれど、しょぼくれてるより前向きに明るく生きてるほうがきっといいんだよなって自分に言い聞かせたりなどした。
元気をもらったんだと思う。

2日目は来るときも帰るときも雨。
ポリエステル素材のパーカーで行ったので、フードかぶってやり過ごしました。
ホテルの近くに食べるところがないことは前日によーくわかったので、2日目は幕張でカレーを食べてからホテルに戻りました。
カレーは思った以上に辛かった。一番食べたかったカレーがけっこう辛めと書いてあったので、二番目に食べたかったちょっと辛めのカレーを注文したんですが、ちょっと辛めがかなりスパイシーだった。
プレーンなポテトも注文したんですが、来たのは何か赤い粉がまぶしてあるポテト。
コレがプレーンなのかなと思いながら食べたらしっかりスパイシー。
水でいいやとか言わずにラッシー注文した自分を褒めてやりたいくらいにスパイシー。
でも美味しかった。
しかし帰る途中のコンビニでフローズンヨーグルトを買っちゃうくらいにはスパイシー。

翌日はど平日だったけど有給とってゆっくり北海道に戻りました。
みんな今頃仕事してんだよなーとか思いながら遅めの朝食などを食べる。
乗り換えとか面倒なので、千葉みなと駅近くから羽田行きのバスに乗ることにしたんだけど、来るはずの時間になってもちっとも来なくてどきどき。
反対車線を空港のリムジンバスみたいなのが走って行くのを見て、バス停間違えたのかとどきどき。
結局15分遅れで羽田行きのバスが来たんですが、待ってる間ちょっと不安になってしまったおのぼりおばさん。
海浜幕張駅で満席になって、平日でもこんなに混むんだなーと都会を感じるおのぼりおばさん。

羽田に着いたら2時間くらい時間に余裕があったので、天ぷらそばを食べ、その足でマックに向かって揚げたてのポテトを食べ、そのままピエールエルメに向かってソフトクリームを食べる。
年甲斐もなく欲望の赴くままに食べたいものを休みなく食べ続けて、そのまま流れるように手荷物検査場を通過したのでした。
羽田はPCも飲み物もそのままで通せるけど、新千歳は飲み物は出さなきゃならなかったんだよな。
久しぶりに新千歳に行ったら、手荷物検査場に入る前にスマホでピッとしたら後は搭乗口までそのまま通れるように新しくなってたから飲み物も入れっぱなしでいいのかなと思ったら、そこは前のままで取り出して飲んで見せなきゃならなかった。
空港によって違うから難しいわね…。
前に変わったこと知らなくて羽田で飲み物とか取りだそうとしたら、忙しくてイライラしてたらしい係の人に「そのままでいいですから早く!」ってキレ気味に言われてスミマセンスミマセンってなったこともあるし。
いつまでたっても旅慣れないわね。

けっこう揺れながらも飛行に影響はございませんと北海道に到着して、ここからはスマホの電源入れてもいいよって言われて入れたとたんにJR遅延のお知らせが飛び込んできて、おーいってなった。
とりあえずJRの方に向かったけど、入場制限がかかっていて改札待ちの列がえらいことになっていた。
旅慣れないとはいえ年に数回は飛行機を使うようになってもう20年以上経つけど、はじめての経験でしたよ。
何だかんだ動いてはいるっぽかったので、大人しく改札を待ってだいぶ遅れたJRに乗って帰宅しました。

ああたのしかったなあ。(今更すぎるが反芻してよい気分になっている)

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