5月20日水曜日(先勝・小満)、本来の機能にはまったく期待していないけれど、こんな時代の記念品としてはいい感じに象徴的なんじゃないかと思われる例のアレが我が家にも届きました。
普通の郵便とは別に届いたらしいので、いつもの配達のおっちゃん部隊とは別のアベノマスク部隊が組まれたんだろうか…?
我が家に届いた翌日に職場にも届いたんですが、その時はいつもの配達のおっちゃんが郵便物と一緒に配達してくれました。おっちゃんが肘からぶらさげた白いビニール袋からそっとひとつ取り出したアベノマスクを挟んで、無言で目で語り合いました。『例のブツです』『確かに受け取りました』両者ニヤリ。
職場に届いたマスクも、熱い譲り合いの果てにワタシがもらうことになりました。マスクとしては誰も使えなさそうだけど(小顔がおらぬ)、ワタシならガーゼとしては使えるので。
せっかく二組手に入ったので、自宅に届いたぶんはありがたく仏壇にお供えして、職場からもらった分でもはや出尽くした感もあるレポなどしてみむとてするなり。
そういえば、特別定額給付金の申請書も届きました。ママンの分だけ。
ママンがご近所さんにリサーチしたところによると、年金もらってる年寄りには届いているけど、その子供世代には届いていないらしい。でも50代半ばのウチの社長には届いていたらしいんだよな。
社長が郵便局に行ったら、耳が遠いらしいおばあちゃんが局内に響き渡る大声で、給付金の申請書を書き間違えたままで封をしちゃったかもしれないと訴えていたそうな。結局開けてみたら書き間違え以前に添付書類が足りてなかったらしいけど。
ママンもスーパーに買い物に行ってサービスカウンターで手続きしようと思って並んでいたら、コピー機の場所がわからないと言いながら並ぼうとしてるおばあちゃんが来たのでコピー機の場所教えてあげたら、「あんたコピー機使えるのかい!」と給付金申請の添付書類をコピーする手伝いをさせられたらしい。
ワタシの身近なところだけでこんな調子じゃ、あちこちでいろんな形の給付金騒動が起こってるんだろうな。
年金世代のママンが、年金なんてコロナでも減らないのになんで年寄りが先なんだ! って怒ってたけど、現役世代にとっては屁でもない作業でも、お年寄りにとっては時間と手間がかかる作業だから先だったのかなあとか思いました。
…で、アベノマスクです。